【あれもこれも…】「全てやろうとすること」が前提で考えしまう事について
何か新しいことを始めるとき、必ず「何からやればいい」?
と誰もが感じる事かと思います。
仕事にしても、趣味にしても。
そして「先を目指したい!」と結果を出すことに対して焦れば焦るほど、疲れます。シンプルな表現ですが、本当に「疲れます」。
先を目指すことは「向上したい!」という意欲であることには間違いありません。むしろ素晴らしい事です。
しかし、焦って物事に取り組むと、必ず小さなミスが出てきます。そしてそのミスをカバーするために更に焦る…。
こんな行動パターンが出来ていたら要注意です。
そして、人間は2つの物事を同時に考えることは出来ません。
正確には、「2つの物事に同時に意識を向けること」ですね。
1つの物事を行いながら、もう1つの事を行うことは出来ますが、
それは習慣化された無意識で出来る事だからです。
毎日のハミガキなどは考えなくても出来ますよね。
しかし、物事がうまく習慣化されていないうちに別の事をしようとすると「ミス」が生じやすくなり、それさえも当たり前という認識を持ってしまえば、やがてミスそのものも、身体が習慣として覚えてしまう...。
出来てしまううちはいいんでしょうけど、小さな「ミス」が大きな損失を生んでしまう可能性もあります。
ただ、今の時代、複数の仕事や物事を並行して対応するというスキルが当たり前という考えがどうしてもあります。
なので、脳自体に「行動しつつ次の事を考える」といったような「ながら思考」を強要しているとも言えますね。
「早くしなくちゃ」
このような気持ちは誰でも抱えていると思います。
しかし、気持ちに「焦り」が多いと自分で感じている方は、一度自分に問いかけてみませんか?
「一番大事なことは何だろう?」
と。
仕事であれば休憩中、家庭や生活のことであればテレビやスマホをあえて見ずにゆっくり考えてみて下さい。
本当に全て同時にやる必要があることでしょうか?
ひとまず隅に置いておける事はないでしょうか?
そして、本当はやらなくてもいい事などもあったりしませんか?
「全てをやること」そのものが当たり前になっていませんか?
人の体は疲れます。そして「脳」も当然疲れます。
「本当に優先する必要のある大事なこと」を考え、それを決め、力を1点に注ぐ...。
「同時にやること」から「着実に一歩一歩やること」を意識することでミスも減ります。長い目で見れば効率も上がります。
忙しい毎日の中、自分自身の考えや抱えている問題の整理・向き合いをするきっかけにもなるかと思います。
不要な考えや物事を自分自身で見極めて、本当の意味で効率の良いライフスタイルを確立したいですね。